infoseek のレンタルサーバサービスが終了したようですね。

雑記

今、infoseek のレンタルサーバサービスの一部(無料版と広告非表示オプション利用者)が終了したと言うことで、ちょっとした騒ぎになっているようです。
infoseek のレンタルサーバサービスは、ウェブサイトの黎明期あたりの有益なウェブサイトが多く利用していたと言うこともあり、今回それらのサイトもあっけなく消え去ってしまうと言うことで、強い反発が起きているようです。

まぁ確かに、何気なくウェブ検索をして、「あ、ここ良いな」と思ったサイトがinfoseekを使っていた、ということもよくあるので、ちょっとその辺の対応などはしてほしかったですね。
全部消え去ったというのは、ある意味経済損失といっても過言ではないかもしれません。

で、忘れてはいけないのは、この閉鎖の背景には、「ウェブサイトの文化の衰退」があるということです。
現在、新しく情報をインターネットを使って発信していこうという人で、「ウェブサイトを開設しよう」という人が果たしてどのくらいいるのか、ということです。
今は、ブログやTwitter等を使って、ほんの数分で簡単に情報発信ができてしまいます。これは、確かに「簡単に情報発信ができる」という点では非常に優れているのかもしれませんが、「ブログ」や「Twitter」という、ある意味、いちサービスに依存する形で、なおかつ型にはまった状態での情報発信というのは果たしてどうなのかな、と思う点もあります。

本来、インターネットというのは少なくとも公共の福祉に反しない範囲での「自由な情報の発信の場」であるべきだと思うのです。
ブログやTwitter等を使うと、一見「自由な情報を発信」しているように見えても、実際はそれらサービスの制約によって制限されている場合がほとんどです。
また、利用者はそれを「インターネットのすべて」だと思ってしまっているかもしれません。
このような考えを持つ人たちに言いたいのですが、忘れてはいけないのは、「ブログ」も「ウェブサイト」であるという点です。
ブログは、行為を制限された「ウェブサイト」なのです。「ウェブサイト」と「ブログ」を選ぶのではありません。「ブログ」という、「制約されたウェブサイト」を作っているに過ぎないのです。
つまり何が言いたいのかと言いますと、もっと視野を広げましょうと言うことです。

まぁ、どうこう言っている自分も、こうしてブログを使って情報発信をしていますが、あくまでこのブログは、「サブ的位置づけ」に過ぎません。
こちらをメインに運営しているわけではありません。

結局は、ブログを開設しようが普通のサイトを作ろうがおのおのの自由であり、誰かにとやかく言われる筋合いはないのですが、過度なブログの使用はいかがなものかと思います。そういうことです。