Kaspersky Internet Security 2011 レポート
現在、Kaspersky Internet Security 2011 (以下、カスペルスキー2011)の体験版がダウンロードできるので、それを仮想環境に導入してみました。今回はそのレポートを書きたいと思います。
(本記事では、画像が多めになっていますのでご注意ください。)
●スペック
○ホストOS
・OS:Windows 7 32 bit
・CPU:Intel Core 2 Duo E7500
・メモリ:4GB
○ゲストOS(インストールに使用したもの)
・OS:Windows XP SP3 32bit
・CPU:Intel Core 2 Duo E7500(1コア割り当て)
・メモリ:736MB
●インストール
インストールは、最近流行っている(?)独自のインストーラではなく、Windows インストーラを使うタイプでした。時間としては4~5分という感じです。
インストールするために、インストール関連ファイルを起動したところ。
カスペルスキー製品は、年々この画面のインパクトというか、そういうのが増してる気がしなくもないですね・・・。
ここで、インターネット上に最新のプログラムがないかどうかを確認しているようです。
これは、安全なファイルとそうでないファイルを分析しているようです。
HIPSやプロアクティブディフェンスの類で利用されるのでしょう。
●起動と設定
カスペルスキー2011のメイン画面は、スタイリッシュで非常に好きです。
2010版は、フォントが大きすぎてちゃちな感じがありましたが、今回のバージョンではそのようなこともなく、非常にスッキリして格好いい感じがしますね。
メイン画面を起動したら、以下のような画面が出てきました。
体験版だからでしょうか。
以下の3つは上記画面で「設定」を押したときのウィンドウです。
上記以下3つのスキャンモードの画面は同一なので割愛します。
以下の画面は、上記画面で「実行モード」をクリックしたときのものです。
以下は、アップデートをしたときの画面です。
アップデートには、最初と言うこともあり、10分近くかかりました。
以下は、ペアレンタルコントロールの設定です。
PC使用時間から、特定のソフトウェアの実行可否まで、幅広く設定できるようです。
脆弱性スキャンをしてみました。
脆弱性スキャンとは、OSやソフトウェアの脆弱性を見つけてくれるというもののようです。
Windows Update を何一つ実行していないPCにもかかわらず、OSの脆弱性は出てきませんでした。
そういう機能ではないのですかね・・・。
●仮想実行機能
これは、デスクトップや任意のアプリケーションを、仮想環境で実行するという機能です。
ウイルスにやられる心配が無く、セキュアな環境になると言うことです。
以下は、テスト用の仮想マシン上で実行されている、カスペルスキー2011の仮想実行機能をホストOSから見た様子です。
緑枠で囲われているのが分かります。これが仮想実行の印です。
以下は、「セーフブラウザー」といって、仮想環境でInternet Explorerを実行する機能を実行したところです。
同じく、緑枠で囲われていますね。
●総評
カスペルスキー2011は、前年版をテストしたときより、軽くなっているような印象があります。
とはいっても、機能が減っているというようなことはなく、仮想実行機能が大幅に強化されていますし、全国の銀行のサイトを開くときに自動で仮想ブラウザに切り替えるというような機能もあるようです。
他のセキュリティソフトを使っていて物足りなくなったという方や、もっとハードなセキュリティを求めている方は、試してみるといいかもしれません。
機能が多くて細かいので初心者の方向けではないというような印象もあります。ただ、ヘルプやインターネット上のサイトなどを参考にしながら設定してみるというのも楽しいかもしれませんね。
良いソフトだと個人的には思います。
最後に、本記事において画像が大変多くなったことをお詫び申し上げます。
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