フリーソフト開発者の方に見て欲しい。「そのソフト、本当にインストーラが必要ですか?」

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つい先日、某サイトでレビューされていたソフトを使ってみようと思ってダウンロードしたら、msi形式のインストーラでした。

ワンタッチソフトでは、数年前からずっと言い続けています。個人のフリーソフトでインストーラが必要なものなどほぼないと。そして、無意味にインストーラを使うなと。

そもそも、インストーラってなぜあるのでしょう。

インストーラというものは、そのソフトウェアを使うために環境設定が必要だったり、特定の場所に別途配置しないといけないファイルがあったり、構成ファイルが膨大であったりする場合などに使われます。

決して、一つのexeファイルとreadmeをProgram Filesに配置するためにあるのではありません。

インストーラと似たものに「自己解凍書庫」というものがあります。

これは、あくまでも圧縮ファイルの仲間であり、要は「実行するだけで解凍してくれる」実行ファイルのことです。

インストーラと違うのは、なにも設定を行ったり、「プログラムの追加と削除」に登録されたりしません。普通にZIPファイルを解凍するのと同じ感じです。削除するときもそのまま解凍されたファイルを消せばいいだけです。

個人のフリーソフトレベルで許容されるのはこの「自己解凍書庫」くらいでしょう。
私の考えで行くなら、この自己解凍書庫もやめてほしいです。

個人のフリーソフトなんて、ちょっと落としてみて面倒くさそうであればそのまま捨てるだけです。

よほどでない限り、使い勝手のよくわからないどこの馬の骨かもわからないプログラムを、インストーラを起動してインストールしてショートカットが作られてそこから起動してつかうなんていう面倒くさいことはしません。

もしそのソフトが使いものにならないものだった場合、わざわざアンインストールして、Program Filesに残っているであろう残骸を消して、、、ということをしなければならないのです。

ZIPを解凍してぱっと使ってだめならぱっと捨てる。これができないものは試してみようとも思いません。

結局、個人作者のインストーラなんて作者の自己満足なんですよ。前々からいっていますが。
参考記事:https://pecha.otsoftware.net/article/20110116165322

インストーラにしている時点で多くのユーザを切り捨てていることになっているんですよ。

インストーラを使っているそこの作者さん。もう一度考えてみてください。そのインストーラで何をしているのかを。

考えた上で必要であるのならそれは本当に必要なインストーラでしょう。

ファイルをProgram Filesに配置している、スタートメニューにショートカットを作っているという答えしか出てこない人。それはれっきとした無意味なインストーラですよ。

本当理解してください。やめてください無意味なインストーラ。自己満足のインストーラ。