使いにくいユーザインタフェース

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PCのソフトウェアでもスマホのアプリでも、いつもつかってて思うのですが、「なぜこんなUIにしたの?」というものを非常に多く感じます。
私がおかしいのかデベロッパーの質が下がっているのか、なんとも言えませんが、具体的には以下の様なものです。

・ボタン等の位置や表示非表示がその時その時で変わる
・無意味なモーダルウィンドウ
・(スマホ限定)表示されたメニュー外を押してもメニューが閉じない

おそらく挙げればもっとありますが、目立つものはこんなかんじです。
中でも特にムカつくのが1番目の、ボタン等の位置の件です。

たとえば、Firefox。アドレスバー左の戻るボタンは常に表示されているのに、進むボタンは進める状態じゃないと表示されない。
その進むボタンを非表示ではなく無効化(disable)にしていれば、「ここには戻るボタンがある」と認識でき、わかりやすいです。
しかし一番の問題点は認識とかではなく、その戻るボタンの表示非表示によって、その左右のオブジェクトの位置や長さが変化することにあります。

Firefoxではあまり影響は受けないかもしれませんが、これがスマホアプリだと致命的なほど影響を受けます。
今まで「何もない」と思っていたところをタップするという必要がありますし、逆に「ここはこの機能のボタンだ」と思っていたところをタップすると、それがいつの間にかズレてて違う機能のボタンになるわけです。

スマホのタップはマウスクリックとくらべてタイミングが一瞬ですから、マウスならカーソルを持って行く最中で気づくかもしれませんが、スマホのタップの場合はなかなか気づけません。
表示スペースの関係上スマートにしたいのはわかりますが、これは非常に使いにくいので、設定で変えられるようにしてもらいたいものです。

次の無意味のモーダルウィンドウについてですが、例えば設定画面で「適用」ボタンがあるのにモーダルの場合などです。
設定の「適用」ボタンというのは、簡単にいえばOKボタンの画面閉じない版みたいなものです。(だから「適用」押した後に「OK」押すのは無意味。)
これの意味は何でしょうか。変えた設定の反映を即座に確認するためです。それなのに、その設定画面がモーダルであるがゆえに設定画面を閉じないと反映を確認できない。もう馬鹿かと。

最後にメニュー外を押してもメニューが閉じない件ですが、これははっきり言って賛否があると思います。
しかしわたし的には閉じて欲しいです。ただ、閉じるために別の所の例えばボタンを押したらそれが反応するとか言うのはやめて欲しい。

でもこの辺はそのメニューの状況にもよると思います。項目長押しで出たメニューか、メニューボタンを押して出たメニューか、とか。少なくとも前者の場合はメニュー外タップで消えて欲しい。あと、Androidの戻るボタンで閉じさせようとするものもありますが、これはよからぬ事故を誘発しかねないのでやめて欲しい。戻りすぎるとかあるので。

上記3点に共通しているのが、「変に凝っている」というところだと思います。
デベロッパーの方には、原点回帰して、シンプルでわかりやすいインタフェースになるよう心がけてもらいたいものです。